土地売りました!

私も地主になるまで知らなかったのですが、土地には「地目」というものがあって、これは土地を売るときにとても大切な役割を果たすことになります。

地目とは

地目はつまり、「土地が何に使われているか」をあらわすもの。
畑として使われていたら「畑」になるし、田んぼとして使われていれば「田」が地目になります。
ちなみに、田畑の違いは「用水を利用するかどうか」にあるそう。
用水がひいてあれば田、そうじゃなければ畑になるのだそうです。
他にどんな地目があるのかを、ちょっと書いてみます。

・塩田→海水をひいてある田のことで、ここから塩をとります。
私は見たことがないのですが、こうして田を使って塩をとるという方法があるのですね。
もちろん、普通の「田」とは分けて考えます。

・境内地→境内になっている土地のことを、「境内地」とする様です。
お寺の境内になっている土地は、それできちんと分けられているのですね。
そういえば昔、知り合いが「うちはお寺の敷地に家が建っているから、土地を買うことができない」と言っていたのですが、あれはどういうことだったんだろう・・・。
境内地は売ることができない、ということなのでしょうか?
うーん、相変わらず土地のことは難しくて理解しがたいです。
これを書いている今でも、私は土地のことをすべては理解しきれない・・・。

・用悪水路→これも、見たときは何がなんだか解らなかったのですが、用悪水路とは、汚れた水を排水する為の水路のことです。
田に使う水が汚れていたら困るので、きちんと水を綺麗にした上で使わなければなりませんよね。
その時に、用悪水路を使って汚い水を排出するのです。
こういう水路にも、ちゃんと地目がついているのですね。

・雑種地→地目はたくさんあるのですが、すべてに該当しないところを「雑種地」と呼びます。
地目にはたくさんの種類がありますが、そこにも当てはまらないものがあるのですね。
こういうことって、調べてみないとよく解らないものです。

地目がかえられないものもあるということ

地目は、土地の用途が異なれば変えなくてはなりません。
でも、中には地目を変えることができないものも存在するとか。

例えば、地目が「田」「畑」となっている場所に建物が建っている場合でも、田畑に戻さなければならないとなっている場合は、地目を「宅地」に変えることはできないそうです。

地目の変更って、結構面倒で多くの人が手を焼くのだとか。
これだけでも解るとおり、土地って本当に大変なことが多いです。

土地を売った経験がある私でも、未だにすべてを理解することはできないですからね。