土地があっていいね、なんて言われるけど…
前に土地を持っていた時、いろいろな人から「土地を持っているなんていいね」と言われていました。
うちは親から受け継いだものだったので、そこそこの広さもあり、それで「いいね」なんて言われたのかもしれませんが…。土地を持っている人ならわかるでしょう。
土地を持っているって、そんなにいいことでも凄いことでもないんです。
もちろん、買い手がワンサカ集まるような土地なら別ですよ。
そういうところなら、放っておいても高い金額で売れますからね。でも、世の中そんな「恵まれてる土地」ばっかりじゃないってことです。
私が引き継いだ土地はとにかく田舎だったし、立地条件もそんなに良くなかったので、そんなに高い値段で売れたわけじゃないんです。
それも、売るときは親戚に「なんで売るの」と責められました。
「ご両親が遺してくれた土地なのに」ってね。まるで私が悪いことをしているかのように言うんです。
でも、それって土地を持っている辛さを知らないから言うんだと思う。
お金がかかる
まず、不動産を持っているとかならず固定資産税がかかります。
つまり、使いもしない家のために毎年多額の税金を払わなくちゃいけないってこと。
税金、ほんっと高いですよ。更地にするとそれがますます高くなるので、みんな家をそのまま残しながら土地を維持して税金を払っています。うちもそうでした。更地にするお金もなかったですしね。
いくら両親が遺してくれたとはいえ、使わない土地にどんどんお金を持っていかれる。
この気持ち解ります?親は私のために残してくれたのでしょうが、私は毎年の固定資産税が本当に怖くて「払えるかどうか」がいつも気になっている状態でした。
そのくらい、固定資産税を支払うのは辛いものでした。遺産だってそんなにあるわけじゃない。一般市民でしたしね。なのに、まわりは「売るな!親不孝」みたいにいうので本当に腹が立ちました。
私だって売りたいわけじゃない、でも売らないと生活していけなくなるんです。
使わない不動産を持っているって、よほどのお金持ちじゃないと厳しいと思います。
家賃収入なんかが狙えるなら別ですが、うちの場合はそういうこともなかったですからね…。不動産を相続したからと言って、いいことばかりじゃない。いや、下手な土地なら辛いことが多いということは知っておくべきではないのかな?と思います。
私は「もっと早く売ればよかったな」と後悔しているくらい。そのくらい、維持は辛かったです。