土地の特徴
小田原市は、神奈川県の南西部に位置している海岸沿いの大きな市です。
県西エリアは神奈川県でも温泉地などの観光名所が多い場所で、近隣には箱根町や湯河原町といったところがあります。
小田原市のシンボルといえばやはり巨大城郭である小田原城であり、かつて小田原地域を治めた北条家にまつわる遺跡や銅像などが多く設置されていることも特徴です。
戦国時代から5代100年に渡り関東圏を治めた北条氏は日本史でも有名な存在となっていることから、日本史に興味を持つ人にとっても人気の高い地域となっています。
住宅地としてもここ近年人気が高まる傾向にあり、広い面積と長い海岸線、それに気候の温暖な小田原平野ということもあり、住宅向けの建築物が年々増加をしています。
動向、資産価値について
小田原市の地価は全国の地価ランキングの第216位となっており、43.4万円が相場です。
これは大阪府藤井寺市や新潟市中央区とほぼ同じくらいの相場となっています。
神奈川県内で比較をしてみると、横浜市や川崎市といった都心に近い地域と比べると人気はやや落ちるものの、東海地域へのアクセスの良さと、何より住環境が充実しているという点で高い評価を受けている地域です。
なお、小田原市は中学校を卒業するまでの医療負担が完全に助成されるといったように、かなり子育て支援が手厚い地域としてもよく知られています。
どちらかと言えばファミリー層が長く住むための住居を購入するための土地といったイメージです。
神奈川県はここ数年全体的に地価が上昇する傾向がありますが、県南部ではややその動きが鈍化する動きがあり、小田原市は路線価が横ばいから減少に転じる傾向が見られています。
他の地域のように、不動産をあらかじめ購入してその値上がりを待つという投資方法では、今はあまりよい時期ではないですが、土地としての価値は非常に高い地域であることは変わりありません。
住みやすさ・おすすめポイント
小田原市は、都心部方面からの観光誘致が積極的に行われていて、交通はかなり便利です。
最も早く到着できるのは東海道・山陽新幹線で、横浜まで約1時間程度で着きます。
新幹線の他にもブルーラインやJR踊り子号といったものもありますので、アクセス面で苦労をするということはほとんどないでしょう。
自動車を利用する場合も、国道1号線で1時間半程度で横浜に入ることができますので、生活する上では自動車を利用するのがおすすめになります。
小田原駅周辺には大型商業施設も多く閑静な商店街が続いていることから、毎日の買い物の中心として使用をしていくことができます。
他にも小田原フラワーガーデンや小田原こどもの森わんぱくらんどといった、スポーツができる施設も多いのが特徴です。