23区外では地価の上昇が高い武蔵野市

武蔵野市は新宿から約12キロメートルに位置する場所にあります。
市内にはJR中央本線と京王井の頭線が走っており、新宿や渋谷にもアクセスしやすい場所です。
住みたい街ランキングの上位にある吉祥寺や西荻窪といった街もあるために昔から人気が高く地価も高いです。

東京の中心部にあり元々は農地開発の進んでいるエリアでした。
それが関東大震災の後から移住民が増えて住宅街へと成長をし、近郊都市へと発展をします。
その後昭和の軍需特需があったことで宅地化がさらに進んで今の住宅土地の環境が出来上がったのです。

市内にはJRの駅が３駅ありそれぞれの駅前にショッピングエリアが広がっています。
商業施設だけでなく文化、行政エリアも広がっており官公庁の施設や運動施設も充実しています。
大学や病院といった文教地区も広がっており繁華街と閑静な住宅街とのバランスも良いです。

再開発で注目を集めているエリア

都心へのアクセスがよく利便性の高いこと、商業地域から自然豊かな公園までがコンパクトに集まっていることから住みやすいと評価がされており常に多くの人にとって住みたいと思われる地域です。
さらに今後は駅周辺の再開発が進められており、もっと生活しやすい環境を整備しています。

吉祥寺駅南側は交通渋滞が多いことが長く課題でした。
そこで再開発で交通体系や公共施設の再編が進められています。
これによって交通渋滞の緩和や施設の充実、生活環境の整備がさらに進んで生活の質がさらに向上することが期待されています。

基本的には駅周辺が生活しやすく人気ですが、少し歩けば三鷹市にまたがる井の頭公園があり、この辺りも閑静な住宅街が多いために人気です。
駅から少し離れてもバスや自転車での移動ができるため生活環境が整っているとして街全体として住みやすく地価も高い傾向にあります。

高い土地評価額を維持している武蔵野市

武蔵野市は東京23区外では長くトップの地価である地域です。
ただ、2012年までに下降傾向に入り、2013年には上昇傾向に戻って地価は回復傾向です。

地価が高く、文京区や品川区に近い坪単価をキープしています。
東京23区外でありながら都心に近くアクセスもしやすいこと、生活環境が整っていることから根強い人気です。

この10年での価格の変動率はとても高いため値動きの激しいエリアであると言えます。
これは現状タワーマンションのような巨大な建物ができないことで人口増加率が大きく変動していないこと、周辺地域の再開発の動向に左右されていることが理由です。

ただし、今後再開発が進みさらに住みやすくなれば人口増加率はさらに増える見込みです。
そうすれば安定的な状態が維持できるようになることが予想されています。