土地売りました!

両親が持っていた土地を売る時に大変だったことのひとつが、そこに建っている家の「中身」の整理でした。
今回、私達が売った土地の中には、かつて実家があったところも含まれています。
そしてその土地にはまだそのまま、実家の建物が残っていたのです。

家財道具一式が残っていた

その家自体はもうすっかり古くなってしまって価値はないのですが、家の中にはまだ家財道具などがたくさん残されている状態でした。
両親が亡くなったときにずいぶん整理はしたのでしたが、それでも片付け切れないものがそのまま放置された状態で何年もたってしまったので、家のなかはともかくほこりだらけ。
その中から私達が譲り受けるものと、リサイクルショップや骨董屋さんに引き取ってもらえそうなものをより分ける作業はとても大変でした。
何ヶ月も、時間を見つけてはしょっちゅう実家に足を運び、なんとか片付けたのですがこんなことならもっと早いうちに整理しておけば良かったな・・・と思いました。
骨董屋さんに持って行ったものの中には、長い間管理をきちんとしていない状態にしたためにカビが生えてしまい、価値の下がったものもありました。
あと、祖母や母が着ていた着物も専門店に持って行って査定して貰ったのですが、こちらも保存状態の悪さで値段は大幅にダウン。

着物買い取り業者の人から、「あと5年早く持ってきてくれれば良かったのに~」なんて言われるしまつです。
土地と同じようにせっかく両親が残してくれたものなのですから、
ちゃんと状態の良い時に必要な人の手に渡るようにしておけば良かったな、と反省しました。

できるだけ早く動こう

最近実家を取り壊して土地を売ったという友達曰く、「すぐにやらないと嫌になってくる」とのこと。
その友達はご両親が亡くなられてすぐに実家を処分したのですが、たしかに片付けが億劫だからと先延ばしにしていると私のようなことになってしまうな、と思いました。
それだけ、家一軒分の荷物を片付けるというのは大変なことなのです。

とはいえ、そのような大仕事がようやく終わった今、そこから学ぶこともたくさんあったな、と思っています。
難しいことを理解するのが苦手な私は、今まで不動産に関する知識なんてないに等しかったし、面倒なことはみんな夫にたよっていました。

それが今回、自分でいろいろ考えて動き、土地を売るという目的を無事に果たすことができたのは私にとって大きな前進です。