土地売りました!

私が土地を売ったということを人に話すと、その反応は本当にさまざまです。
同じように親から受け継いだ土地を売った経験のある人からは、「大変だったね」という同情や共感の言葉をもらうこともありますが、中には批判的なことをいう人もいるのです。

批判的な言葉

土地を売ったということに対して批判的になる人の言い分というのは、おおむねこのような内容になります。
「親から受け継いだ土地を粗末に扱っているのではないか。」
「先祖代々受け継がれてきた土地なのであれば、それはあなたには守るべき義務がある」
「売るのではなく、人に貸せば良かったのに・・・」
「そんなにお金に困っているの?」

このような事をいう人の多くは、土地の管理をした経験がなく、また、親から受けついだ土地のことで頭を悩ませることもないという人たちです。
おそらく、土地の売却やさまざまな不動産の世界の事情を知らずに、無知と無理解からこのようなことを言っているのでしょうが、やはり、言われてあまり良い気分はしません。

最初に土地を売ろうと決めた時には、まだ私自身の気持ちに迷いがありましたから、人からこのようなことを言われるとすごく傷つき、そして悩んでしまいました。
やっぱり、親から受け継いだ土地を売るなんて、良くないことなのだろうか・・・。
売却以外にも、なにか方法があったのではないか・・・。
ついうじうじと悩んでしまい、ようやく固めた決心が揺らいだことも一度や二度ではありませんでした。

色々な人からアドバイスを貰って

でも、不動産のことについていろいろと調べ、また、先に同じような経験をした人からアドバイスをもらい、さらにプロからの指導も受けるようになって、自分が決めたこと自信をもって行動を取れるようになりました。
その結果、無事に土地を売ることができたので、今では自分のその決心は間違ってなかったと思っています。

この経験から私が感じたのは、いくら他人からアドバイスをもらっても、どんなに有名な偉い先生の書いた本をたくさん読んだとしても、何人もの人に相談をしたとしても、最後に決めるのは自分自身だと言うことです。
自分でよくよく考えて、納得したうえでとった行動であれば、それが多少不本意な結果に終わっても、しかたないと思えるもの。
でも、人から言われてそれに流された結果の失敗だったら、恨みになってしまいますよね。

だからこそ、なにごとも自分できちんと考え、最後は自分で決めることが大切なんだな、と思いました。