実家を取り壊して土地を売った私たちですが、家と土地を手放したことは、
単に住む場所の問題だけではなく日常生活にもさまざまな変化がありました。
例えば、お正月の過ごし方もその一例です。
お正月の過ごし方
家があったころというのは、毎年、我が家に親戚が集まっていました。
両親が健在だったときからこれは習慣になっていることなのですが、
私の兄弟や兄弟の親戚、姪っ子や甥っ子、いとこなど数十人が集まり、一緒におせち料理を食べたり、
子どもたちにお年玉を渡したり、あるいは近況を報告しあったりといったことをするのです。
おせちの準備が大変
しかし、それを迎える私たちはとても大変。
なにしろ、それだけの人数が食べるおせち料理を用意しなくてはなりません。
おせち料理というのは、今でこそ買うことが当たり前になっていますが、
少し前までは市販のおせちを買うなどと言うことは「手抜き」だと考えられていました。
つまり、いくら人数が多くて大変だからといって、
おせちを市販のもので済ませるわけにはいかなかったのです。
そうなると、数日前から準備をすすめておせち作りをしなくてはなりません。
12月30日には姉妹が来て手伝ってくれますが、
それまでに準備というのはほとんどわたしひとりでやらなくてはならないのです。
そうなると本当に大変です。
毎年、12月に入った頃から本当に気が重くて大変だったのです。
さらに、大変なのは準備だけではありません。
当日も、みんなのお酒を補充したり、食事の取り皿を配ったり食器を洗ったり、
さらに子どもたちがいたずらをしたり粗相をしたりといったことに対する後始末をしたりといったことまで必要となります。
毎年毎年そんなことを繰り返していたのですが、今年はそれもなし。
今すんでいるのは小さな賃貸住宅ですから、とてもそのような人数が集まれる状態ではありません。
そういった事情で、今年はもう親戚の集まりをしないのですが、やはり、とても気が楽ですね。
そんなわけで、今年の新年はのんびりすごそうと想っています。
久しぶりに、そんなお正月を過ごすことができるので、いまから楽しみです。
せっかくなので、のんびりと旅行でも行きたいな・・・と想っています。
じつはもう、旅館の予約もしてあるんですよ。
ゆっくりと温泉にでも入り、
おせちを作らなくてもいいお正月を夫婦で過ごすのもまた、いいものですよね。